新しい製品開発し販売するまでには多くの工程、職種を必要とします。製品開発だけでも、調査を行い、アイデアを出し、製品設計を行い、生産工程、計画から販売計画を立てるなどが様々な工程があります。また、製品を販売するためには、製品を生産(製造)する必要があり、そのためには生産設備が必要になります。その生産設備を造るのが、設備設計・製造会社であり、新興機械株式会社がまさにその会社です。設備製造会社は、新しい製品を世の中に送り出すための大切な部分を支えることができる重要なポジションなのです。同じものが世の中になくゼロから付き合っていく中におもしろさがあります。
このような設備製造会社である新興機械で働く仲間の声です!
機械設計担当一色
謙虚で誠実に。任された仕事は必ずやり遂げます!
機械設計とは?
機械設計は、アイデアを具体的な形にし、動くメカニズムを設計する仕事です。まず、お客さまが望まれていることまとめていきます。それを機械にするためには、「何を」、「どのように」、「どうするのか」を考えます。具体化するために、いくつかのイメージを考え、仲間と話し合い、お客さまとお打合せを重ね、機械のイメージ(仕様)を決定していきます。そして、イメージを具体的に形(機械)にしていく工程を担うのが機械設計の仕事です。今まで人手で行ってきたことを機械でできるようにしていきます。
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機械設計の面白さ
お客さまが求められた内容(仕様)を形にして、お渡しすることができるところです。お客さまからのご要望を聞き上司や同僚と共に考え・意見を出し合い、時に失敗・苦戦をして、怒られ、褒められ、色々な過程を通って、完成することができ設備が動き出した時にうれしさと共に安心感が生まれます。また、お客さまの工場で生産された製品を手にすることがあっても、自社が造った設備で生産した商品とは分かりません。自分だけが知っているという喜びと達成感もあります。
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機械設計者に求められるものは?
お客さまが何を求められているかをしっかりと感じ、考えることです。どのようなことを求められているのか、それを満たすためにはどうしたらいいのか、機械を使用しやすく、安全に安心して使用することができるのかを考えていきます。そのためにも、長い期間コツコツと学び、沢山の経験を積み上げていくことが大切になります。自身の目で見て、手に触れ、感じ取ることで、様々な知識、新しい情報を吸収することもできます。技術は何もせず、すぐに身につくものではありません。ただ、経験だけでもできず、一瞬のひらめきが必要になるときがあります。
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思い出のエピソード
入社1年目の終わり頃に任せられた搬送装置が形になり、お客さまの工場で稼働したことです。自分が思い描いたように進めることができず、時間のみがどんどん過ぎ、出図納期が近づきさらに遅れたときのあの焦り。また、装置が形になってからも、部品が組めなかったり、干渉があったりと上手くいかないことも多くありました。結果、時間とコストが多くかかってしまった大変苦い記憶でもありますが、それ以上に多くの方に助けられ、支えられた思い出のある装置でもあります。これが自分の原点になっています。
組立技術担当宮川
とにかく機械に興味をもつ。小さなことも見逃さない!
誇れる仕事のエピソード
数年前に私はあるメーカーの機械の組立、調整を担当しました。担当して苦労して機械を製作し出荷、据付も行きました。その後にお客さまから、その機械はお客さまの『これは製作できない』と断れてしまう機械だ。」との話を聞きました。ですが機械は製作され、無事据え付けられました。担当したこの機械を完成させたことは自信にも繋がり、誇れる仕事の一つとなりました。
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組立は単なる組み立てるにあらず
まずは機械に興味を持つこと。機械組立、調整を行う際はひとつひとつの積み重ねが最終的に機械のクオリティの良し悪しに繋がります。1台の機械の部品点数はで多いと何万点もありますが各部品に意味があり、重要でない部品はありません。その意味を考えながら地道に作業に積み重ねていけるかどうかが技術のクオリティなのです。その重要性に気がつくには、まず機械に興味を持つことです。興味があれば知識の吸収もはやく、部品の意味も自身で考えて理解して作業を行うことで同じ機械でもより良い機械を造ることができます。
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チームプレイで結果を出す
機械組立は課の仲間や課を超えて、営業、設計、部品製作及び調達、部品検査の方々と関わりながら地道に機械を作る仕事です。個人の技術力の高さを取り上げられることが多いのですが、実は、人と関わり、大きな機械を一緒に仕上げるチームプレイの仕事です。同時に、ワイワイやりつつも、細かい作業でも地道に自分で考えて作業をする力も問われます。フットワークが軽く、人付き合いができ、そして緻密な仕事もOK。社内でも最強の仕事人ではないでしょうか!
資材調達担当者佐久間
とにかく人間関係。話したいなと思われる人に!
外注の仕事の要は?
社内でも機械部品加工製作部署はありますが、必要に応じ、外部から、部品を含めさまざまな資材を調達します。小さな部品ひとつでも足りなければ機械を完成させることはできません。手配をするのは部品、ベース、カバーなど多岐に渡りますが、手配をすることは、それをつくってもらうように依頼をすること。つまり、知識を磨くことも大切ですが、人との関係が何より大切な仕事です。コストや品質を意識することも大切ですが、まずは取引先と良好な関係を築くことに尽きます。いつもいろいろご指導くださる取引先の皆さまには常に感謝をしています。
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ありがたい一言
資材調達を担当するようになって3年目の時に、どうしても急ぎの部品が必要になり焦っていました。とても困っていたそのとき、ある取引先さまがご対応してくださり、無事に現場に届けることができました。その取引先さまから、部品を渡してくださるときに、「あなただから頑張って助けたのだ」とのお言葉をいただいたことです。日頃、いかにきちんと関係を築いてお付き合いをすることが大切であるかを身をもって知りました。このときのありがたさは忘れることができません。どの取引先さまに対しても、良い関係であるよう日々努力していこうと決意を新たにしました。